魔女の宅急便 実写版
なんか、もう疲れた。3月始まったばかりなのに、もう疲れた。つか、助走で疲れたw
魔女の宅急便 実写版の感想。
ジブリのアニメ版は見ているが、ストーリーとかは断片的にしか思い出せない。とにかくジジが好きだったので、ジジを見るのを目的で観た。
今回のジジはフルCGで出来ている。まあ一目見たらCGだなとわかるのだが、悪い出来ではない。声はちゃんとした声優が担当しており、ちょっと小生意気で、皮肉っぽい性格をよく表現している。変な芸人が担当しなくて良かった。
冒頭から気になったのが、「ほうき」の発音だ。自分は「ほう」き ↗→↘ のように「ほう」にアクセントがあるのが普通だと思っていたが劇中では、ほう「き」 →→↗ というように「き」にアクセントがある。全編徹底されているのでそういう指導があったのだろう。今度から気をつけよう。あんま“ほうき”を使う機会が無いが。
主演の子は非常にいい演技をしている。喜怒哀楽の表現がそれぞれ良い。特に、ショックなことがあって飛べなくなった時の、“ほうき”に対する八つ当たりというか怒りは良かった。
ジジはかわいいし、主演も良い。ここまでで千円の価値はある。
もう一つの見どころとして、ほうきで空を飛ぶシーンの出来栄えを期待していたが、これはまあまあだった。 良く出来ているのだが、満足はしていない。もう少し空を飛ぶ爽快感が欲しかった。
ジブリの作品には飛行機が良く出てくるが、それは空を飛ぶことへの憧れが大きいからだろう。
だから、空を飛んでいる時の描写のすごさは、他のアニメの追随を許さない。風や空気の流れをアニメでこれほど表現出来るのは宮崎駿だけだろう。
もし、ほうきで空を飛べればなんと楽しいことか。それをもう少し映画館で体験させて欲しかった。そういう一体感を持つまではいかなかった。
なぜか浅野忠信が出てくるのだが、相変わらずの大根役者っぷりで、出番が少なくて良かったなと思う。
普段から言葉を喋るのが苦手と見受けられるが、どうしてこんなにセリフをまともにしゃべることが出来ない役者が、ハリウッド映画に良く出てくるのか理解出来ない。座頭市みたいにセリフが無いなら、普通の役者なんだが。
アニメ版では確か、最後にはジジが話さなくなる(普通の猫になる)と記憶していて、それがなんとも言えない、いい演出だったのだが、今作ではそういう演出は無かった。もしかしたら次回作も考慮されているのかも知れない。
総じて、おすすめ出来る映画だと思う。
以上。