第31回フェブラリーステークス [回顧]
いやー、熱かったね。コパノリッキー、恐れいった。
骨折休みから三戦目、まさかここまで復活していたとは。このステージで逃げ切るには、ホンモノの実力が無ければ無理な芸当。
この子の素質を信じて管理されていた厩舎の仕事に感服した。思えばこのレースを勝ったテスタマッタの厩舎。そこまでは頭が回らなかった。正直、コパノリッキーについてはまったく検討していなかった。検討してたら拾えたかは別にして、怠慢だったと反省。
レースを振り返っておく。
パドックでは、各馬いい出来栄え。どいつもこいつも、い~いカラダしてやがるぜ、などとコンビニでエロ雑誌を立ち読みしてるダメなオヤジのような独り言をつぶやく。やはり G1 ともなると、気配だけでどれかを決めるのは難しい。それだけに予想検討が重要だ。
印を打った馬に特に問題無く、予想通り馬券を買う。
スタートは各馬無難に決めて、コーナー進入直後。
エイシントップ、コパノリッキーは予想通り。ダノンカモンはいい位置を取った。
本来はホッコータルマエが取りたかった位置。ブライトラインも一頭分後ろの位置になったか。
ベルシャザールはまあこんなもんだろう。しかし、この位置取りが最後まで響くことになる。
コーナー途中。この段階ではまだ流れていたので、それほど団子にはなっていない。
コーナー後半に差し掛かるところで、ペースが緩み、一気に団子状態に。進入時の位置取りそのままに、ギュッと凝縮する形になる。
こうなると、外の馬は中に入れずに、外のまま周ることになる。しかしそれは想定内とも言える。
コーナー出口。この段階でホッコータルマエが一番いい位置にいる。後は直線伸びるだけ。もしや、やられたか?と冷や汗が、、
直線に向いた段階。こっからヨオーイ、ドン!
さあ、各馬ギアをトップに入れたあーーー!
この段階で、我が本命ベルシャザールは一列目から、これくらいの差。ここから弾けろ!!
しかし!コパノリッキーがまだまだ元気一杯! ホッコータルマエとブライトラインも手応えがいい!むむっ、ヤバイ!
コパノリッキー頑張る! タルマエも全開! ベルシャもキレ脚点火!
しかしコパノリッキー、タルマエとの差は縮まらず3着。なんとかブライトラインは抜いたが、タルマエには完敗、、
軽視したホッコータルマエに負けた時点で、どうやっても当たらない結果となった。
位置取りの差と言えばそれまでだが、それは折り込み済み。うーん。タルマエの実力を測り間違えたとしか言えないな。
ベストウォーリアは、道中かかり気味で浜中が抑えながらの追走。直線に入った段階で団子状態の3列目となり、まったくスパート出来ずに終わった。アワーズもほぼ同じで、馬群をうまくさばくことが出来なかった。
ソロルは見せ場を作ったが、持ち前の根性だけではどうにもならず、実力不足と言えよう。
田辺は G1初勝利。こういう穴馬で勝つのはいかにも田辺らしい。おめでとう。
ドクターコパこと小林祥晃さんは「馬主になって12年あまり。G1レースの表彰台に立つという夢がかないました」とのこと。本当におめでとうございます。
あ~、気を取り直して明日の共同通信杯の予想でもするか。