B型の日記

B型(血液型)が書いている日記。

岡田繁幸のRun for the Classics #8

 趣味の一つに競馬がある。元々、人間嫌いの動物好きで、中でも特に鳥、馬、犬が好きだ。
 競馬というとギャンブル→良くないイメージを持っている方も多いだろう。だが、馬好きから入っている人もけっこう居て、こういう人達は、賭けるのはほどほどに馬の写真を撮ったり、応援したりするのが主目的だったりする。
 自分はというと、多分にギャンブルのほうに傾倒しているのだがw 元々は馬好きから入っているので、見るだけの日も多いし、それでもじゅうぶん楽しい。
 まあ、競馬についてはまた詳しく書くとして、今日は競馬番組の話。

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 「岡田繁幸のRun for the classics」という番組はグリーンチャンネルで昨年7月から始まった番組で、今回で8回目になる。
 クラシックに向けての注目馬を取り上げるということで、新馬戦が大好物の自分は毎回楽しみにしている。
 岡田繁幸氏は日本一の相馬眼を持つと言われている人だ。しかし、自分は競馬暦7年ちょっとくらいだが、岡田氏のことはほとんど知らなかった。この番組で話を聞いて、最高に面白いオヤジだということがわかり、ファンになった。
 馬が好きで好きで、馬のことをしゃべる時は本当に楽しそうだ。自身もそのことを良くわかっているのか、テレビだからということもあり、回を重ねるごとに自制しようとしているのだが、その情熱はビンビン伝わってくる。
 岡田氏のおかげで、馬券も相当良い思いをさせてもらっている。
 特に昨年の東スポ杯では、岡田氏自身がオーナーであるプレイアンドリアルと、番組当初から評価の高いイスラボニータの2頭で同タイムレコード決着となり、馬連馬単を大本線でいただいた。
 このレースには、ラングレー、サトノアラジン、ワンアンドオンリー、ウインマーレライ、リターンラルクと、いい馬が揃ったレースで、この番組を見ていなかったら、プレイアンドリアルを大きく買うことは出来なかっただろう。ただし、ここで大きく儲けたお金は有馬記念でキレイに無くなるのだがw(←これは自分のせい)

 前置きが長くなったが、今回の内容について。
 冒頭でプレイアンドリアル、NARグランプリ2013最優秀ターフ馬を受賞について。
 岡田氏は、2歳で選ばれたことについて光栄に思う。朝日杯で結果を出せなかったことは残念だが、実力はあると思ってるので、喜んでお受けしたい、と話した。
 アルゼンチン式調教についても話された。
 ゲートから出して止めるんだけど、毎日やると腰に疲れがきて危険なんです。だけど時間無いもんで。負けてもいいから折り合いに専念させて使ってみようとしたのが京成杯、とのこと。
 また、新種牡馬で期待しているアイルハヴアナザーの初仔が1月に生まれたことについて。岡田氏は既に見たということで、バネが効いてて敏捷そうなので、一頭目からこういう仔が出せるということにホッとした、とのこと。今後の活躍が期待される。
 その後、注目馬について振り返った。その内容はここでは詳しくは書かない。有料チャンネルの番組であり、あまり内容を書くのはどうかと思われるので。
 以降は自分が注目している馬について、岡田氏の見解がどうだったか。

□最初に取り上げられたのが1/5 京都6Rで勝ったアドマイヤメテオ
 好きなキンカメ産駒でいい走りするなと思い、チェックを入れている馬だ。岡田氏は瞬発力とセンスの良さを褒めていた。ただ欠点も指摘されていて、ヨロが少し足りない。ここで、ヨロとは何かの説明。長距離よりマイルの方が適正有るのではないかという見解だった。
□1/19 京都10R 紅梅Sで勝ったアドマイヤビジン
 これもキンカメと同じくらい好きなクロフネ産駒。クロフネ産駒は脚がスラッと長くて、しかもバランスがいいので、キャンターが美しく見える。岡田氏もクロフネの仔はバランスが良くて、体が大きい馬が多いと話していた。だけど底力(決め手)が足りないと欠点も指摘。ただ、アドマイヤビジンに関してはクロフネにしては、ゴムっぽい。バネがあって、粘りもあるので走ると思った、とのこと。ただし、今年の牝馬はレベルが高いので一歩譲っちゃうなとも言っていた。
□1/13 中山11R フェアリーSで勝ったオメガハートロック
 好きな馬で、ダイワスカーレットは別格として他に何頭か挙げるならまずヴァーミリアンが筆頭だろう。そのヴァーミリアンのお父さん、エルコンドルパサーの血を受け継いでいる馬は無条件に応援してしまう。ましてや、走りが良ければなおさらだ。
それで新馬から注目しているのが、エルコンドルパサーを母父に持つオメガハートロック。
 岡田氏の見解は、混戦に見えたメンバーの中で一頭抜けていると思っていたそうだ。パドックで見たら、バランスが良くて、筋肉の質も良くて、確実に伸びてくると思ったとのこと。

最後に1/19 中山11R 京成杯で勝ったプレイアンドリアル
 これは特に自分が好きな馬ということではないが、岡田氏がオーナーで入れ込んでいる馬ということで応援している。
 レースについて振り返り。以下は岡田氏の話。

(一部略) ポンとスタート切ったら折り合いついたんで、あ~これで負けたら悔い無いなと思いましたね。柴田ジョッキーには、折り合いついて負けたら、それだけの馬なんだから気楽に乗ってきたらいいですよ、とは言ったんですけど。やっぱり弾けましたね。折り合いさえつけばと思ってましたけど、ある程度直線で弾けてくれて。ああやっぱり思ってた通りの馬だったなとちょっとホッとしましたね。

 古谷が、よくこの短期間で…という感じでご苦労も多かったのでは、と話すと、岡田氏は、

朝日杯で迷惑かけたことの方が心苦しいですね。期待してくれた人に申し訳無かったなと思うんですけど、ただ、そういうことも含めてやっぱりパドックで。一頭の馬、あるいは自分の好きな馬がいたら、それをある程度追っかけて注目してて、あれこの馬、日頃のこの馬との様子が違うぞとか、日頃見てるけど今日は全然気合が違うし、走りたがってるぞとか目つきが違うぞということは良く観察してもらいたいと思うんですね。パドック良く見れば、その馬のファンで、ずっと注視しているとわかりますんで。ある程度、自分の好きな馬がいたらよく見て、記憶しておいて、調子を測ったらいいんじゃないかと思います。

 と話されていた。激しく同意というか、これまで自分が思っていたことと同じだと思い、嬉しかった。

 今年の新春ビッグ対談(社台の吉田照哉氏との対談)で出ていた、二着馬キングズオブザサンについても言及されていたが、二千が限界と話されていた。
 アデイインザライフ、エアアンセム、マイネグレヴィルについても話されていたが省略。

プレイアンドリアルの今後について
皐月賞の前に一叩きは?の質問に

知らなかったんですけど、勝ってもまたトライアル使わなきゃいけないと思ってたもんですから、そのつもりで仕上げてたんですけど。使わなくていいってことだったんで。あくまでも私どもはダービー目標なんで。直接皐月賞使って。それで皐月賞終わったら青葉賞に行こうと思ってる。なぜかというと、2400mを経験させてどういう戦法を取ったらいいかという参考にしたいもんで。青葉賞行って2400使って、それでどの馬を目標にするかどういうレースをするかを決めてダービーに臨みたいと思っています。

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 古谷が「それも一つのチャレンジですね。青葉賞からはダービー馬がまだ一度も出ていないというデータもあるんですけど。」という問いに岡田氏は、
 「2400m経験させたほうが有利だと思います。」と答えた。
 それ以降ローテーションの話、馬の疲労と回復力について熱く語っていたが、ここでは省略する。
 古谷が「いやホントに、今後のプレイアンドリアル。何とかダービー制覇成し遂げて欲しいなっていう(笑」 と話し、村本が「まさにLoad to Classicを (ホントはRun for~なんだが)」と話すと岡田氏は

え~、悲願なんですよね僕は。悲しい願いなんですよね(笑 悲願って悲しい願いって書くんですよねアレ。もうまさに自分が悲しい願いになっちゃってるんで。その願いも込めてまあプレイアンドリアルなんて名前も付けてるし。いやあ頑張って欲しいんですけど。まあ一頭、心の中で最大のライバルと思ってるのはピーーーーです。あの馬、ダービーに出てきたらかなり手強いと思っています。

 と語った。ここで出てきた強敵の名前はあえて伏せるが、自分としては意外な馬だった。
 古谷が、「岡田さんの悲願をなんとか応援していきたいと思いますし、また今年も北海道競馬デビューからプレイアンドリアルのような馬を探してください」と話すと岡田氏は、「はぁい」と言って笑っていた。そんな馬が毎年いたら苦労しないよ、っていう笑いだろう。

 自分が応援している3頭について、岡田氏の見解も良かったし、何より自分の見解とほぼ一致していることが嬉しかった。馬券を買う上で当日気配がいかに重要かについても、自分の考えは間違っていなかったなと再確認出来た。
 自慢ではないが、プレイアンドリアルについて自分はキッチリ馬券の取捨が出来ており、今のとこ相性がいい。
 東スポ杯では、半信半疑だったがこの番組を信じてイスラボニータの相手筆頭として大きく買い、朝日杯ではパドックの入れ込みと返し馬が出来なかったことから消し。京成杯ではジワッと来る気合と返し馬の気配から頭固定で勝負した(自慢です。すいません)
 下の画像を見てもらいたい。静止画ではわかりにくいが力強い歩様で、目つきがヤバイ。

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 どっからでもかかって来いや!という感じである。これで返し馬をバーッとかかるように走ってしまうとダメだが、この気合の状態で、静かにゆっくりと力強く出来ていた。

 

 ダービーに向けて熱く夢を語る岡田氏。こういう情熱を持ってる生き方は、日々充実しているんだろうなと羨ましく思う。
 この収録後になると思われるが、プレイアンドリアルは脚部不安が判明し、皐月賞に出られるか微妙な状況になっている。
 しかし、なんとか頑張ってほしいと応援したくなる。