エージェント:ライアン JackRyan:Shadow Recruit
今日はイマイチ仕事に身が入らなかった。来週から本気出す。
早めに切り上げて帰りに映画 エージェント:ライアン JackRyan:Shadow Recruitを観てきた。
一言で言えば、テロを防ぐCIAの活躍を描いた映画。
9.11のシーンもあり、時代背景は現代と同じ。ライアンが使ってる7インチタブレットがWindows8だったので、2013年の設定で作られていると考えていいだろう。
映画の出来は普通。レイトショーの1200円ならいいが、1800円ではチト割高感があるか。
ライアンシリーズと言えばハリソン・フォードが演じたシリーズだが、ちょい古すぎて比較にはならない。そういえば彼女が医者って設定は同じだな。
CIAの活躍、というか働いてる様子をある程度リアルっぽく描いた映画といえば、やはりジェイソン・ボーンシリーズが記憶に新しい。これはCIAが必死に一人の男を追いかける様子が良く描かれており、ハッキングやら盗聴・盗撮やらのプロ中のプロがチームを組んで追跡する。
今回も、少ない情報を元にアメリカ全土からたった一人のテロ実行犯を、ものの数分で探しだしていく様子はスピード感があり面白い。
ただし、ジェイソン・ボーンシリーズの出来と比べるのは酷というものだ。
ミッション・インポッシブルや007シリーズに出てくるようなカッコイイ車や、そそるガジェットが出てこないのも残念だった。
ちょっとカッコイイバイク(ドゥカティ・ディアベル)が出てくるんだが、同僚が買った市販車を借りるだけなんで、ただのバイクだし、いまいち活躍しない。
現代のスパイ映画で必ず出てくるお楽しみのハッキングシーンは、まあまあ楽しめた。やたらピコピコと音が出るのは、一般受けするためにはやはり必要か。
上図左側のJavaScriptらしきコードが出てる画面が、テロリストが使っているシステムをハックしてデータを抜いているところで、右側がCIAが使っているPCの画面か。なぜか壁紙にORACLEのロゴがあるが。
主要キャラは左から、悪者リーダー、スカウト、彼女。
映画のレベルがフツーだなと思ってしまうのは、これらのキャラの立ち方がイマイチだからかな。
この中でまあまあいい味出してるのはスカウトだけで、悪者リーダーは全然キレてないし、彼女は色気無しおバカ無しで真面目だし。ケヴィン・コスナーがカッコ良すぎるのでなんとかなっているが、彼が居なかったらどうなっていたことか、と思う。
主演のクリス・パインは標準以上の仕事をしている。この映画で一番良かったシーンは、彼女がさらわれて、車で追走するがもう少しのところでぶつかって止まって、車から飛び出して無我夢中で追いかけるシーンだ。これは気持ちが入っていた。
突っ込みどころは満載だが、一番はやはり、やっとテロ実行犯に追いついて阻止しようというシーン。
なぜか結局、普通の殴り合いになるんだよな。なんでオマエは追いかける時に武器の一つも持っていかねーんだ。とか、テロ犯にしても、オマエが肌身離さず持ってたナイフはどこやったんだと。アレがあれば、ライアンなんか喉サクッと切るか、脳天に突き刺して一瞬で終わりだろうに。
ああ、あとアレね。テロ犯の車の見分け方。そんなん!?そんなしょーもないミスすんの? みたいな。
と、まあそんな感じで、ソコソコ楽しめた。