キック・アス/ジャスティス・フォーエバー (KICK-ASS 2)
昨日の土曜は仕事帰りに3本映画を観てきた。
ホビット竜に奪われた王国→魔女の宅急便→KICK ASS 2
ファーストデイで千円均一になり、さらに土曜ということで、けっこう混んでるだろうと思ったが、メチャ混んでた。
さすがに2時に終わる回のKICK ASSは人も減ったが、それでも半分入ってたのでかなりのもんだ。
んで、そのKICK ASS 2の感想。
前作はサイコーだった。2も楽しみにしていたが、ちょっと見るのが遅くなってしまった。
結果的には千円ならOKといったところか。悪くはないが前作よりは数段落ちる。
まず、良かった点。主演のクロエ・グレース・モレッツがいい感じに成長していることだ。
キャリーやモールスで主演しているが、やはりメインはこっち。なんといってもこの口唇が最高。
こういうのをアヒル口というのかも知れないが、ちょっとワイルドでセクシーさが際立つこの口唇にアヒルなんてヤワ過ぎる言い方だ。なので、自分は個人的にこれをスタローン口と呼んでいる。
上唇が逆Wになる元祖はやはりスタローンだろう。スタローンがこのセクシーな口唇じゃなければ、ここまで売れなかったと自分は見ている。
そのスタローン口を持つ女優筆頭がクロエだ。13歳の頃に既に完成されたスタローン口であり、成長してこれが無くなることを懸念していたが杞憂だった。
クロエを観るだけで千円の価値はある。
しかし、良い点はこれしかない。以下は悪い点。
まず、ニコラス・ケイジが居ない。前作で死んでいるので仕方が無いが、それに代わるキャラが居ない。
ニコラスは大好きな俳優で、前作ではその存在感だけで映画が数段レベルアップした。こういうメジャーからは少しはずれた映画に喜んで参加してくれて、いい味を出す。
今回それに代わる俳優となると大佐役のジム・キャリーになるのだろう。あたらしいコスプレチームのリーダー的役割になるのだが、ジム・キャリーの良さがまったく出ていない。役者の良さを出すのは脚本なので、脚本が悪い。
次に悪い点はアクションシーンが少なくなった。前作は子供のクロエが小気味良く悪者を殺しまくるシーンが最高だったが、今回はそういうシーンは少ないし、成長しているのでスピード感が落ちた。
今回はクロエが、普通の女の子として生きようとすることに多くの時間を割いている。まあ、これは仕方ないことなのだが、ちょっと長すぎた。
ちなみに上にある画像のシーンの後で、いじめられた同級生に仕返しするシーンがあるのだが、これが最高に笑える。正直ここが一番良かったかも知れない。
個人的に良かった点がもう一つある。
大佐の犬が出てくるのだが、この犬が殺されるシーンが出てきそうになるのだが、実際には出なかったのでホッとした。例えそれがフィクションだろうがCGだろうが、犬が殺されるシーンをリアルにやられたら、一気に冷めてしまってどんなにいい映画でもすべてが台無しになる。
あとクロエが乗るバイク。Ducati 1199 Panigale。あまり活躍しない。もうちょっとバイクシーンとか多くして欲しい。
一応Marvel関連だからか、スタッフロールの後にワンシーンあるけど、見る価値は無い。
以上。